今回は、順送型で加工する金属部品をご紹介します。
※掲載している画像は実際の製品をもとにしたイラストです。
イラストの製品は、素材はアルミ円筒形状で深絞りになっており、フランジ部分や外側に伸びた形状など、鉄板・ステンレスであればこれほどの花びらのようにはなりませんが複数絞りや板厚等の諸条件の弊害で苦労した部品です。順送型は、材料を金型内で順番に送りながら、複数の加工を連続して行う金型です。工程を組み合わせることで、複雑な形状の部品を効率よく生産できます。こうした製品づくりでは、最終的な形状だけでなく、各工程でどのように加工するかを考えることが重要になります。順送型では、ひとつの金型の中で複数の加工を行うため、それぞれの工程のバランスが大切です。ひとつの工程でうまくいっても、次の工程で材料の流れが変わったり、形状に影響が出たりすることもあります。特に絞り加工が絡むと、材料の伸びや変形を考えながら、各工程を調整していかなければなりません。金型をつくるときはもちろん、実際にプレスしてみて初めて見えてくることもあります。狙いどおりの形状に仕上げるために、原因を考え、調整を重ねていく。ものづくりは、なかなか一筋縄ではいきません。経験を積んでも、新しい発見や悩みは尽きないものです。金型づくりって、やっぱり難しいです。


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